2013年5月18日土曜日

大きな勘違い


こちらに来てから、生活面で破格の待遇を受けている。

まず随分と広くてきれいな家を用意していただいた。
私を一人で住まわすのは心配だからと、英語は出来ないが社長の息子の一人(ここは一族経営で、ブラブラしている(?)おっちゃんが居る)が一緒にいてくれる。
食事も、ローカルのレストランでお腹壊しちゃいけないから、良いレストランで食べなさいと言ってくれる。
お金が心配だったら、こちらで出してあげるから。
いやもしくは、料理してくれる人を頼んで、家で料理作らせるよ。と。


そこまでやってくれるんですか!?
いやいや大丈夫ですよそこまでしてもらわなくても。
お金もかかるし手間もかかるでしょう。迷惑じゃないですか。
それくらい自分でできるし、むしろ自分で気ままにやりたいんですよね。
おっちゃんも言葉通じないし、一人で住んでも問題ないよ!


――――って思ったので、それとなく伝えてるんですよね。とハバタクの方に言ったら、
「それってワガママなんじゃないの」とつっこまれた。

確かに。


書いていて恥ずかしいが、だいぶ勘違いしていたことがある。

勘違いその1:自分が体調崩しても自己責任
自分のカラダは今、自分だけのものではない。
自分が体調を壊したら、周りの人も困るし、責任を感じるだろう。

勘違いその2:ひとりでできるもん
今の私はほぼ無力で、できることなんて殆ど無い。
知らない道で電子機器と住所書いた紙を無くした瞬間、詰むのだ。


日本語のわからない外国人が日本に来たことを考えれば簡単である。
日本にいる彼や、ベトナムにいる私は赤子同然なのだ。
外国人を受け入れる決断をした時点で、受け入れ側はあれこれ迷惑かけられることを承知しているし、あれこれしてあげるつもりなのだ。

自由にしたいなんて勘違いも甚だしいし、
迷惑かけたくないと思うくらいなら、そもそもここに来るべきでないのだ。


現時点で私が出来るのは、彼らが与えてくれるものを深い感謝の念を持って、
素直に受けとることだけのようである。

さあ、頑張ってベトナム語の勉強をしよう。仕事で成果を出そう。

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4 件のコメント:

  1. 自分は飛行機に乗る前に死んでもいいや。って思ってから出国してたから同じようなこと思ってましたねー。
    どんな境遇にあっても自分で覚悟してきた訳だし有り得ることだから仕方ないみたいな。
    そういう途上国に対して上から目線で臨んでるのって伝わっちゃうもんなんですカネ。

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    1. ハイコンテクスト過ぎる…笑
      旅行良くのも暮らすのも、自己責任って部分は当然あるけれど、本当に自分だけ責任取ればいいことなのかってのは想像する必要あるよね。

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  2. 確かに(^^)
    こちらにしては遠慮のつもりでも、同じ船に乗っているとなれば、相手からすると素直に頼ってくれたほうが良い場合も多いかもしれません。
    まあ、それだけ仲間だと思ってくれているということですね。

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    1. どうやらそのようです。お互いの丁度いい距離感を見つけるのは、特に違う国に居ると一層難しいですね。
      OXIの人たち、特にお母さんからは家族だと思っていただけているようです。本当にありがたいです。

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