2013年5月23日木曜日

今やっているお仕事。

練炭製造会社で働いて、もうすぐ2週間が経ちます。

働くと言っても、最初の記事で書いたように、特に決まった仕事をするわけではなく、
先週今週の私は、工場や営業所などを見て現状分析に取り組んでいます。

今の状況を一言で言うと、
売り上げの伸びしろがある&工場の生産もまだ余裕がある。という状態です。今のところ。

つまり、とりあえずは宣伝を頑張って売り上げを増やせば、利益が増えます。
ただ、このまま売り上げが伸びすぎて工場で製品を作りきれなくなったら、今度は工場の生産量を増やす必要があります。

じゃあ実際、工場が頑張ったらどれくらい作れるの?
売り上げって今増えているけど、どれくらい増えそうなの?
先に着手すべきは製造と販売どっち?その方法は?

どうやら、誰もわかっていないみたいです。(もしかしたらわかっている人にたどり着けていないのかもしれませんが)

まだまだ小さい会社で、工場の全てを統括している!って人や、販売を全て任されている!みたいな人が居ないので、地道に情報収集しています。


2013年5月20日月曜日

最初の一週間まとめ


こちらに来て最初の一週間が過ぎました。
すべてが新鮮だったので、楽しかったのもあるし、気疲れした部分もあります。

【仕事について】
練炭を製造・販売する会社で働いています。念のため。
会社について知らなきゃいけないことが沢山あるので、工場や営業所を見学して、質問しまくっていました。
データというのがあまりない&アナログが多いようなので、来週はデータを集めることになりそうです。

【生活について】
前の記事でも書きましたが、なかなか素敵に生活をしています。
洗濯は手洗いで、ナイジェリア生活以来。
たまに停電、昨日は水道がストップ。
生活のリズムはまだ掴めていない状態です。

【しんどいこと】
とにかく暑い。そして湿気も多いです。
部屋にクーラーがあって快適なのですが、つけると寒くて消すと暑い。
つけっぱで寝ると冷えてお腹壊しますが、暑いとなかなか寝付けません。

最初の一週間は、振り返ってみるとめちゃくちゃ長く感じます。
おそらく、あらゆる行動を意識的に行っているために、思い出せることがものすごく多いからでしょう。



2013年5月18日土曜日

大きな勘違い


こちらに来てから、生活面で破格の待遇を受けている。

まず随分と広くてきれいな家を用意していただいた。
私を一人で住まわすのは心配だからと、英語は出来ないが社長の息子の一人(ここは一族経営で、ブラブラしている(?)おっちゃんが居る)が一緒にいてくれる。
食事も、ローカルのレストランでお腹壊しちゃいけないから、良いレストランで食べなさいと言ってくれる。
お金が心配だったら、こちらで出してあげるから。
いやもしくは、料理してくれる人を頼んで、家で料理作らせるよ。と。


そこまでやってくれるんですか!?
いやいや大丈夫ですよそこまでしてもらわなくても。
お金もかかるし手間もかかるでしょう。迷惑じゃないですか。
それくらい自分でできるし、むしろ自分で気ままにやりたいんですよね。
おっちゃんも言葉通じないし、一人で住んでも問題ないよ!


――――って思ったので、それとなく伝えてるんですよね。とハバタクの方に言ったら、
「それってワガママなんじゃないの」とつっこまれた。

確かに。


書いていて恥ずかしいが、だいぶ勘違いしていたことがある。

勘違いその1:自分が体調崩しても自己責任
自分のカラダは今、自分だけのものではない。
自分が体調を壊したら、周りの人も困るし、責任を感じるだろう。

勘違いその2:ひとりでできるもん
今の私はほぼ無力で、できることなんて殆ど無い。
知らない道で電子機器と住所書いた紙を無くした瞬間、詰むのだ。


日本語のわからない外国人が日本に来たことを考えれば簡単である。
日本にいる彼や、ベトナムにいる私は赤子同然なのだ。
外国人を受け入れる決断をした時点で、受け入れ側はあれこれ迷惑かけられることを承知しているし、あれこれしてあげるつもりなのだ。

自由にしたいなんて勘違いも甚だしいし、
迷惑かけたくないと思うくらいなら、そもそもここに来るべきでないのだ。


現時点で私が出来るのは、彼らが与えてくれるものを深い感謝の念を持って、
素直に受けとることだけのようである。

さあ、頑張ってベトナム語の勉強をしよう。仕事で成果を出そう。

2013年5月17日金曜日

日本チームのミーティング


火曜日に、日本チームのミーティングがスカイプでありました。

とりあえず、現在の私がどういう状況でベトナムにいるのか説明します。

まず私は、ハバタク(株)が運営する、XIPというプログラムに参加しています。
このプログラムは、日本の知識や情報を活用して、発展途上国の問題解決を支援しよう。というものです。そしてその過程で、日本の若者や社会人にも機会を提供している、Win-Winなプログラムなわけです。

日本の若者や社会人はチームを作り、途上国の企業の問題解決に取り組みます。
この日本のチームは、実際にその企業に行って一緒に活動する一人のリーダーと、日本からそれをサポートする複数のパートナーで構成されています。

これを図にしてみます。



日本チームのパートナーは、リーダーを通じて現地の情報を得ながら、自分たちの持っている知識や必要に応じて情報を集めて、現地の問題解決を支援します。
必要に応じてスカイプで現地とコンタクトを取ったり、定期的に現地に赴いたりすることもあります。
リーダーは、パートナー・現地の人たちと協力しながら、問題解決を進めていきます。


…説明が長くなってしまいましたが、そういうわけで私は、上記のリーダーのポジションで、ベトナムのOXIという会社で働いているわけです。

そして、日本チームのスカイプミーティングが火曜にあったわけです。最初に戻りましたね。

このミーティングのことについて言いたいことは一つしかなくて、
「すごくホッとした」ということです。

今回のミーティングで、何かすごく励まされたとか、問題解決に直結する道を示してくれたとかそういうわけではありません。

自分にのしかかるOXI社の人の期待や、それに対してまだ何も明確になっていない焦り、英語が使える人が少ないという不安などを、ちょっとだけ分けることができた。ということです。

2013年5月15日水曜日

ベトナムで英語が上達するのか

こちらでの仕事は、全部英語で行っています。
本当はベトナム語でできるのが望ましいです。というのも、私が働いている会社で英語が話せる人は殆どいません。
(会社の諸々のオペレーションをやってそうな女性と、学生インターンの男の子の二人だけで、女性の方はそこまでスムーズにいきません。)

…と言うと、英語がすごく上達しそうに聞こえますね。

――――正直言って、このままだとそこまで上達しないと思います。


ここで仕事をすることによって上達する英語力というのは、「思考を英語にして口から出す」スピードです。

発音も、文法の誤りも、よりスマートな表現も、自分で勉強しない限り身に付きません。
むしろ、ベトナム訛りが身に付いてしまう気がします。

人が何かを学ぶとき、インプット・アウトプット・フィードバックをバランスよくするのが大事だと言います。

私が今いる環境は、アウトプットやトレーニングの場としては素晴らしいです。
簡単な英語でわかりやすく伝える、コミュニケーション力も身に付きます。
ただ、簡単な英語で伝えることだけに感けていると、本当に世界で通用する英語力はあるいは身に付かないかもしれません。

インプットとフィードバックを、フィードバックが厳しいならせめてインプットをしておかないと、あまり英語が出来るようにならないかもしれません。

2013年5月14日火曜日

ベトナム生活開始


ベトナムでの生活が始まりました。
働く先のオーナーの好意ですごく素敵なところに住むことになりました。
初めての一人暮らし。しかもベトナム。


海外で比較的長期滞在したことはありました。
ナイジェリアで1か月半、フィリピンで1か月。
ベトナムでの生活は、これらの時とは少し違ったものにしようと考えています。

実は過去の滞在では、準備の段階から実際の生活まで、「凌ぐ」という意識が強くありました。
「1か月だから、ちょっと古めの衣類で良いか」
「生活のここが嫌だけれど、あと数週間我慢すればいいや」
これらは、あくまで自分の生活の外にある「非日常」でしかなかったです。

今回は、それを変えたい。
あと○週間なんて考えずに、ここでの生活を良くし続けていきたいのです。

行く前の準備も、「凌ぐための準備」ではなく「快適に生活するための準備」」をしましたし、ここでの買い物も、「一定期間を凌ぐ買い物」よりも「生活をよりよくする買い物」という感覚でしています。

生活それ自体が生き生きしているのってものすごく素敵なことだと思うし、
凌いでばっかりの生活だと、せっかく新鮮な環境で生きているのに、自分の生活を見つめるきっかけをみすみす失っているように感じるのです。

2013年5月10日金曜日

ベトナムで働きます

今年の3月に大学を卒業して、社会人1年目をベトナムで働くことに決めました。
明日出国します。そして来年の3月に帰ってくる予定です。

働く場所は、練炭の製造会社。
仕事は、経営者のサポート。コンサルタントみたいな感じでしょうか。

材料調達から製造、販売まで事業の全部を見て、ボトルネックを取り除いていく。
経営者のビジョンを聞いて、一緒にそれを達成していく。
そんな仕事です。

折角の1年程ある貴重な経験なので、備忘のためにブログをつけます。